駿「いつになったらアイツ、帰ってくんだろーなぁ」




「さぁ…。帰って来ないんじゃないの」



結香「亜果音を放置して?」



駿「それはねーぞ。アイツ行く前、あっちの大学に通って卒業したら帰ってくるって言ってたぜ」



「じゃあまだ大学生なんじゃないの?」




結香「だって裕理くんは高1から通い始めてるから…2年制の大学だから…」



そんなアイツ、頭よかったんだ…

私は昼ご飯のサンドイッチを一口食べた



駿「亜果音ちゃん、寂しくねーの?」




「別に…」



寂しくないって言ったらウソになるけど…

必ず帰ってくるし…



結香「でも、亜果音、性格暗くなったよ」



「別に変わんないよ」




結香「なんか…心に穴開いた感じ…」




「そう?」



結香にそう言われるなんて…

いつまでも待ってたらダメかな?

もう…諦めた方がいいよね…





駿「亜果音ちゃんさ、裕理の事、好きなんだろ?」





私はサンドイッチをもう一口かじった






「好きだよ…。」





カフェオレを一口飲んだ。

今日はとても暑い。




「だけどさ…そう気づいた時には遅かったんだよね」




私はははっと笑った。

もう涙は流さない。

笑って彼を迎えたいから