裕理たちは私たちの後ろに並んだ。


駿「てか、お前ら今日色っぽくね?」



結香「亜果音に浮気すんなよ?」



「あはは。駿くんは結香一筋だもんね」



駿「俺以外の男に見せたくねー…」



ふふっ、結香、愛されてんなぁ…
暗い中でもわかるくらい、駿くんも結香も顔真っ赤



裕理「いちゃつくなよ、ほら前」




花火大会で初めて口を開いた裕理は、

指で前を指した



気がつくと、私たちの番になっていて




私はレモン味、結香はイチゴ味を買って


列から少し出たところで 一口食べた。




「結香、駿くんと回りたいんじゃないの?」



そう聞いてみた




結香「まぁ、回りたいけど…」




苦笑いをしながら返してきた





「いいよ、2人で回ってくれば?私は、裕理と回るから」




にこっと笑って私は言った



そして、スプーンでしゃくしゃくと

かき氷をかき混ぜた




結香「いいの…!?」





結香は、とても嬉しそうな顔をしたから




「うん、行っておいで」




私も嬉しそうな顔をして、返事をした