カラカラカラ


思った通り、窓は開いていた
カーテンを翻して部屋を見ると


「亜果音!?」



机に突っ伏してる亜果音がいた
とりあえず無事だったことに安心した



「電気もつけねーでなにしてんだよ」





亜果音「来ないで」





…ッッ
亜果音…?

この声前にも聞いたことある


低く、ゾッとする声






亜果音「どうせあんたも同じなんでしょ」




あぁ…
思い出した。

あの日の声だ…




「亜果音…?なにがあったんだ?」





亜果音は俺の方を向いてギロリと睨んだ
俺が入ってきた窓から月明かりが差し込み、亜果音の目だけが不気味に光る






亜果音「あんたも、優しくしといて結局は捨てるんでしょ」








光と別れたのか…?

亜果音ッッ




俺は違う…