裕理side

「くそあっちー」

駿「うるせーな、お前毎日それしか言ってねー!」

駿がゲラゲラ笑ってるけどそんなのは気にしない

「ひっつくな、姫香。あちー」

姫香「ひどぉい、ぢゃあ駿にひっつくー」

駿「俺彼女一筋だから」

駿は笑顔で姫香を遠ざける

あ、姫香つてのは今の俺の彼女
別に好きじゃない

香水くさいし、化粧もケバい




俺は三村裕理ミムラユウリ
市立皇成学園の一年

まぁ、はっきり言ってチャラいな、自分で言うけど
髪は茶髪でピアスも開けてる
授業はダルいからサボる

我ながらやべーなと思う

でも俺だって好きな人ぐらいはいる
もちろん姫香じゃない


でもその人は俺の事大嫌いだからな、言わねーよ






伊藤駿イトウシュン
俺と同じの一年
香花の結香ってやつとつき合ってる

いーなー、俺もアイツとつきあいてー


「にしてもあっちーな」

駿「もう7月だぜ?はえーなー」

駿は黒髪なのにチャラく見えんのはなんでだ?

「だーから、姫香あっちー」

姫香「だって裕理の膝の上あったかいんだもーん」

いつのまにか俺の膝の上に乗ってた姫香

駿「そういうえば今日香花と練習試合だってよ、キャプテン言ってた」

「は、まじか…」

姫香「じゃあ今日デートできないね」

元々しねーよ

香花か…
アイツじゃん…

駿をみるとウキウキしてる

彼女いるもんな…