「突然、走って行っちゃうから驚いたよ」 宇佐木くんが困ったような笑顔で言った。 『あー……ごめんなさい』 だって…… あたしだって遅刻しそうで急いでたんだし。 朝いきなり家の前で現れても困るし。 「なんで……謝るの?」 『……え?』 朝、置いてきちゃったから? なんか話の途中だったし。 普通、謝るよね?