あのとき、私がうっかり中谷に渡してしまったあのチョコレートが、まさか私達の始まりになるなんて、矢野くんに失恋した瞬間の私には知るよしもなかったことだろう。 もちろん、今だってそれを認めているわけじゃない。 でも、確実に明日からは、昨日までと違う毎日が始まることだろう。 「今はまだそれでもええけど、 俺のこと好きになりよったら、 ちゃんと言えよ」 誰が言うか、ばか。 ....end