だからと言って、ここであからさまにほっとしてしまうと、まるで私が彼に気があることを認めているみたいにはならないだろうか。
だったら、どう反応すればいいんだろう。
「安心してくれた?」
私の顔を覗き込んで、綺麗な歯並びを見せつけるようにニカッと笑う。
同じ人間とは思えないほど、整った顔をして。
すき・・・
こんなに至近距離で見ると、止まらなくなりそうになる。
こくり、と大人しく頷くと、そっか、と軽く頭を撫でられた。
・・・・あ、
今日の帰り、一緒に帰れるか、聞いてみようかな。
そしたら、そのときに、アレを渡そう。

