「うわぁぁっ!!」

ーーードシンッ!ーーー

「痛...くない?あれ?痛くない」

ん?待てよ?ドシン?んんんんん?

私は恐る恐る下を見ると下敷きになったお巡りさんの姿が.........

...!??

どうやら私をキャッチしてくれたらしい。

「うわっ、ごめんなさいごめんなさいっ!」

急いで立ち上がりとりあえず謝った。

「ん...、いいんだよ、大丈夫大丈夫...!」

お巡りさんはゆっくり立ち上がり笑って返事してくれた。

...おぉ、これは...なんとまぁ、...長身イケメンですこと......

初対面の人になんて事思ってるんだ、と心のなかで自分に言っといた。


「君のほうは大丈夫ですか?けがはありませんか?」

「あっ、大丈夫ですっ!すいません」

「いえいえ、では、私は仕事がありますので...」

どうやら、パトロールがてら交番の近くを散歩してたらしい。

あんまり知らない顔だし新しく派遣されたのかな...?

そんなことを考えているとお巡りさんは行ってしまった。

...なにがともあれかっこよかったな...!
たぶんすぐ人気者になりそうだよね...!


すると、後ろから美帆がニヤニヤしながら寄ってきた。

「お~?晴香にも遂に春きたんじゃない~?
恋しちゃった???ん???どうだ??」

「美帆......よくわかんないけど...。
これが恋か...!?」

ふわふわしてなんか幸せなかんじ

私は生まれてはじめて恋をしてしまったようです。