すると瞬くんはさらに驚く行動に出た
私の上に……馬乗りに跨ったのだ。
ベッドがギシッと音を立てる。
…………。
……え?
今、瞬くんが何をしているかいまいち理解できない。
あれ…?私…今、襲われてる????
今日初めて会った瞬くんに!?
あっけにとられてポカーン状態。
唯一理解できているのは、瞬くんが私にかけている体重の重さだけ。
「嘘。体育の時間にあのうっせー女が、お前…美佳が保健室にいるって聞いたから心配で来てみた」
ボーとしている私に瞬くんはもう一度笑って…こう言った。
え…?
私が心配で保健室に来たんだ…。
って、そうじゃない。
今のこの体勢……。
ホント何!?
初めての事で戸惑う事すら出来ない。
瞬くんは腕を立て、顔を上げればすぐそこに瞬くんの顔がある。


