……………………え？
一瞬、唇に温かく柔らかいものが触れた。
勢いよく目を開けると……。
瞬くんの顔が、さっきよりも間近にあった。
………あれ？
今の……何？？？？？
さっきの事が良く分からず、なぜ瞬くんとの距離が１センチもないのかと、思ったとき……。
再び、唇に温かく柔らかいものが押し付けられた。
……ッ！？
え？？？？
瞬くんは、角度を何度も変えてソレを押し付けてくる。
私はビックリしすぎて…。
今、瞬くんにされていることを理解できていなかった。
「目ぇ…つぶれ」
瞬くんは息継ぎの合間にそう囁く。
この言葉でハッと現実に戻った私。
わ、私…これまで、瞬君からの「キス」を受け入れていたの……っ？
…ちょ、ちょ、ちょっと！！！！
恥ずかしさを通り過ぎて、訳の分からない感情がこみ上げてくる。
