「良くないよ!腕……「あー、でも体温計って向こうの机にあるもんなぁ…」
私の言葉を遮り、怪しい言葉を言った瞬くん。
そしてお腹に回されている腕を私の腰に当て……私と瞬くんが向かい合うような体勢に変えた。
そのまま瞬くんと目が合う。
……え?
至近距離にある瞬くんの顔。
や、やだぁ…。
恥ずかしくて…恥ずかしくて…。
私は咄嗟に下を向いた。
「何下向いてんの?そんなんだと、熱はかれねーよ?」
熱なんて測らなくていい!
「ム、ムリ…!!てか、この体勢はどーにかして!」
「こっちがムリ。なら、強制な?」
瞬くんはそう言って、私の顎をぐっとつかみ…、
上を向かされた。
しまった…と思った時には、見つめあう形になっていた。
「よし。熱を測りましょーか?」
そう言って、瞬君は自分のおでこを…私のおでこにぴたっとくっつけた
!!!!!!


