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帰りの電車の中ずっと愛莉が言った『スランプ』という言葉で頭がいっぱいになった。

モデルにスランプなんて無いって思っても離れなっかたその言葉は、後に私を苦しめた


次の日
朝から仕事があった。

「惟知嘉？元気ないねー。どうした？」

「大丈夫です」


「撮影始めまーす」

カシャカシャ

「惟知嘉ちゃーん、表情硬いよー」

「はい、すいません」

なんか意識が朦朧とするな

バターン

「惟知嘉！！！」

倒れた。
すぐに病院に運ばれたらしいけど、全然覚えてない。


めが覚めた時横には海斗くんが居た。

「目ぇさめた？」

「・・・海斗くん？ここどこ？」

「びょーいん。
覚えてない？撮影中に倒れたんだよ」

「ふーん」
全然覚えてなかった
倒れた理由なんて聞かなくても分かる。

ビタミン不足、睡眠不足、それと疲れが溜まったんだと思う

「今日はこのまま入院で明日退院だって」

「仕事サボれるんだ」
嬉しいけどなんか複雑・・・

「てか海斗くん何でここにいるの」

「救急車でここまで付き添ったの俺だから」

「へー。ごめんね迷惑かけて。ありがとね！」