広い部屋。
大きなダブルベット。

軋むスプリングが響く。

いやらしい喘ぎ声に、
俺の脳は洗脳されていた。


「あっ…あんっ……んぁ…」


甘ったるい声は
俺の躯を掻き回し、
今にも俺は自分を見失う。


「はぁっ…ああっ…ダ…メっ」


快楽に包まれる。

そして徐々に
俺の意識は遠のいていった。



気付けば俺は
ベットの上で眠っていた。

隣には、先程まで抱いていた
《蜜葉》。

触れる事無く
ただ安らかに眠る
愛おしい表情を見つめていた。

そのうち、大きな瞳が
ゆっくりと開く。

蜜葉はこちらを見つめて
儚げに微笑んだ。


「ありがとう…ごめんね」


俺は左右に首を振る。

それを見た彼女は
華奢な躯を起こした。

長くて艶やかな髪。
滑らかな曲線美。
透き通った背中がとても妖艶で
思わず唇を這わせた。


「あっ………」


蜜葉は艶っぽい声を上げ
微かに躯を震わせた。

そのまま彼女を
後ろから抱きしめ
豊満な胸へと手を廻す。

優しく撫で回した後、
俺は激しく揉んだ。


「ああんっ…」


吐き出されるように
漏れた蜜葉の声。

俺は更に欲情して
蜜葉の胸の先に
熱い舌を這わせる。


「あっ……」


小さな声と共に
蜜葉の躯はビクッと震える。

躯をしならせ
幾度も鳴く蜜葉の首筋に
吸い付くようなキスを落とす。


「ひゃっ…ふぅんっ…」


唇を離すと
そこには紅い痕。

愛し合った証………。


「公平っ……」


潤んだ瞳で
蜜葉は俺を見つめる。

その顔が余りに艶やかで
俺はもう止まらなくなった。

ピンク色のふっくらした可愛い唇に
俺は容赦なく激しいキスをする。

躊躇う事なく進入させる舌。

蜜葉の口内は熱くて
俺の舌の熱さと混じり合う。

唾が垂れる程長いキス。

蜜葉の躯は既に
がたついていた。