しかし、夜中の2時か3時頃には体が水分を求め目を覚まし
その後朝まで眠れないのである。


何を考える訳でもなく
ただ目を開く。


ダルい体を無理矢理起こし、
冷蔵庫の中にあるレモンティーを飲む。


乾いた体に染み入る水分が

何ともいえない心地よさを出し

美音は

“生きている”

実感を持つ。


存分に水分を摂ると
再びベッドへ戻り
布団の中へ倒れ込んだ。