すると、


「君、この子の知り合いかい?」

声をかけられた。



声をかけたのは紛れもない
救命隊の1人、名前を見る限り

桑原という男だった





そして私は
私は何も言わずただただ頷いた。



「うわぁあ!」

桑原という男が私の腕を引っ張った


「いいから早く乗れ!」





私は言われるがままに
救急車の中に乗り込んだ