「このクマのストラップ早苗ちゃんの?めっちゃ可愛いね」

私は一目散に振り向いた。

先輩はクマのストラップを
撫でていたのだ



そしてズタズタと歩いては
先輩が持っていたクマのストラップを奪い取った


「すいません、私のです」

「大切な物なんだね、ごめんね触っちゃって」

先輩は悲しそうに言った。



「全然そーゆうのじゃないですよ、単純に気に入ってるだけです」

私は先輩に必死に笑顔を向けた