「せっかくの初日なのに後輩と喧嘩しちゃって私もバカみたいだよね」


悲しげな顔をしながら先輩は言った



「大丈夫ですよ誰にでも思い出したくない過去はありますから。」


先輩は一瞬私の方を見て微笑むと


紅茶を飲みながら

「そうだね……」



と呟いた。