「「「………………………………」」」


桜夜、沖田、そして男、3人とも無言で見つめ合う。


「で?何しに来たんですか?」


開口一番冷ややかな眼差しで沖田が男に言う。


「何しにって……総司知ってるの?!」


未だ沖田の後ろに隠れながら顔だけ出している桜夜。


「ええ、とてもよく知ってますよ。壬生浪士組の副長ですからね」

「副長?あの鬼の副長ってやつ?!」

「正解です」


そこまで静観していた男が口を開く。


「おい!失礼にも程があるじゃねえか!総司はともかく、そこの女!てめえが俺を知ってるだと?何者だ!」


ズンズンと桜夜に向かって来る男を沖田が竹刀で制する。


「総司!てめえ!」

「まぁまぁ、取り敢えず落ち着いてくださいよ。ね、土方さん」