1年の恋を、君に。






「じゃあ、俺も悩んだ時はここに来るよ」




「うんっ。スッキリするよ。


あと、これ。あたしの入院してる病院の住所なんだけどよかったら来て?」



「あぁ。分かった」





そう言って、蒼空は去って行った。




俺は…蒼空の病気を知らない。





余命何年とかも聞いてない。




俺は、彼女の病気をなめてたんだ…。