好きな人…

目が人だかりをさした。


その中心は


こうじだった。


昔から人気者で友達が絶えることがなかったっけ…


「お前って…好きな人いないのか?」


「何で?」


「いや別に…」


「居ないよ。こうじは?」



「俺もいない…」



「そっか」


立ち去ろうとした時…