「ちょっと!純也、あたしたち付き合ってないじゃん!」


コソッと純也にそう抗議をしてみたが、純也は笑って


「いーじゃん!俺けっこーここ来たことあるけど、カップルスペースがあるなんてしらなかったし笑
きょーみあるから、いってみよーぜ」


そう言って強引にその、カップルスペースとやらに連れて越されてしまった


きょーみあるからーなんて小ちゃい子供みたいなこと言ってじゃないよ!
ホント!



まぁ、いーか

どーせ、今日だけだし


なんて考えていると、後ろから



「………陽菜……?」



と聞き覚えのある声がした