「それよりさ、何でお前は純也といたの?」
「えー……あぁ、たまたま連絡あって会うことになった」
「ホントに?
なんかされたりしなかった?」
え、どぉしたの?葉
今日なんか変だよ
「なんにもされなかったよ。
てか、こっちがお世話になってばっか!
いっぱい慰めてもらったし!」
あたしがそういうと、
「はぁ?
何慰めてもらったんだよ」
と葉がイキナリきれだした
「えっ………」
あたしがアタフタしてると
ギュッとさらに抱きしめる力を強めて
「マジでさ
簡単にさわらせてんじゃねーよ
てか、今日お前らがカップルスペースにいただけでマジふざけんなって思ってたのに。
泣くならさ、俺の前で泣けよ
他の男の前で泣くな」
うそ、もしかしてこれって………
ヤキモチ?
なんか、すごく、嬉しい……
「何ニヤついてんだよ」
葉が照れたようにいう、
「ううん!
葉だいすき!ホントに好き!」
あたしはもっと葉に強く抱きついた
「はぁーもう純也と仲良くすんなよ?」
「うん!
葉はあたしのこと、好き?」
「………さっきも言ったろ?
好きだよ、陽菜
好きだ」
嬉しくてまた泣きそうになる
「あーもぉさ!
早く抱かせろよ
どんだけガマンしたと思ってんの?」
えっ⁉なに?イキナリ……
でも今日はあたしも早く葉に抱かれたい
「うん、たくさん……して?」
わーこんなこと恥ずかしい………
思わず下を向くと上から
「フッ………了解
好きなだけ可愛がってやるよ」
そんな葉の声と同時に優しいキスの雨が降ってきた
「陽菜、愛してる」
繋がったとき聞こえた葉な甘い言葉
あたし、ホントに幸せだ……
