振り向くと、そこには………


「…….葉……」


葉が立っていた


「なんでここに……?」

あたしが素朴な疑問を抱いていると


「お、葉さん!
やっと来た!!!!」


と純也が手招きをした


「おぅ、純也久しぶり」


そう言ってかけよってくる葉


え?

え?何がどーなってんの?


頭にハテナマークを思い浮かべていると



「あー、俺が呼んだんだよ

葉さんのこと」


と、純也が言った


「え、ど、どぉして?」

そう聞くと

「なんでも、」

と純也は意地悪く笑った



酔いで回らない頭を一生懸命回そうとする


チラッと葉のことを見るとバチっと会ってしまった視線

バッ!

私は思いっきりそらしてしまった。


すると、後ろから

ボソッと


「そらしてんじゃねぇよ」


と、葉の声が聞こえて来た


チラッと純也の方を見ると、

純也はニコッと笑って


「じゃあ、俺帰るな」

と席を立ち上がった


「えっ!」

咄嗟に引き止めようとすると、葉に腕を引っ張られて

「いーから、」

と、言われた


何がいーから、なの?