もしかして…………
今まであたしに会えなかったのも
連絡いれてくれなかったのも、
全部、その人といたからなの?
そんなこと考えてると
「お前、ここでなにしてんだよ」
聞いたことのないような低い葉の声が聞こえてきた
なにしてんだよ……って、それはこっちのセリフだよ
「ご飯、食べにきたに決まってるでしょ」
下をむいたまま、そう答えると
「純也と、2人でか?」
更に低くなった怖い声がとんでくる。
え、なんであたしが責められてんの?
だって、葉もあたしと同じことしてんじゃん。
いろいろと、疑問感じた私はもう既にイライラのピークに達していた
「そうだけど?」
我ながら可愛くない返事だなと思った
最悪、こんな風に会いたかったわけじゃないのに。
葉に次会えたら、いっぱい抱きしめてもらって、いっぱいイチャイチャして
幸せな時間を過ごすはずだったのに、
すると、葉の口からは
「はぁーーー……」
と大きな溜息がでた
その溜息を聞いて、わたしは今まで我慢してきた何ががぷつっときれてしまった。
