私は指輪を見て何が何だかわからなくなって
お葬式が終わったあと
私は自暴自棄になって
左手をカッターで切った。

流れる血を見て
拓磨のとこにいけるのかな
なんて思ってしまった。
繭ちゃんに言ったのにね。

すぐにお母さんが気づいて大事にはならたかった。

何してるんだろう。

こんなことしちゃいけないんだ。

拓磨が助けてくれた命を大切に生きなきゃ。

私はその日から

一生懸命生きよう。

拓磨が助けてくれた命を。

懸命に、拓磨が空で見守ってくれてるんだ。

そう思って。