ポケットには妖精


その日は

クミンのうるさい声を
なるべく削除しながら午前中を無事終わる。

少し離れた場所から由実ちゃんが声をかけ、お弁当を持って隣の席に移動。

お昼は由実ちゃんを含め、3人ぐらい話が合う友達と一緒に食べる。
クミンから言わせると【平和ボケ地味軍団】らしい。

本当に失礼な妖精。

私がいいならいいでしょう。
みんな地味だけど
いや私が一番地味だけど。
優しくて話が合うんだから。

「菅原君と食べたいなぁ」
クミンの甘い声にゾッとする。

菅原君と一緒なんて
緊張してご飯が喉に通らないよ。

恐ろしい事をいう。