ポケットには妖精




週明けの月曜日。

教室に入ると空気が違う。

あぁ
金曜日クラス中にバレたもんね。
その後菅原君は、吉田君の家に行って、きっと追及されたんだろうなぁ。

菅原君みたいな人気者でイケメンが
なんでこんな地味な子と?って、言われて嫌な気持ちになっただろうな。

土日のメールや電話では
普通に会話してたけど
私のせいで嫌な思いさせてたらどうしよう。

由実ちゃんをはじめとする、私の友達関係には説明はしてるから、大丈夫と思うけど。

ビクビクしながら席に着くと

「城田!」って鋭い声が聞こえ「はいっ!」って背筋を伸ばして返事をすると

「今日、出席番号と同じ日で当たるからー。英語の訳教えて」
片岡さんが不機嫌そうにシャーペンと教科書を手に私に詰め寄り

「アタシもー」と、有南さんが後ろから、イスを引きずりながらやってきた。

私の机で
私のノートを見ながら
学年で一番と言われるくらい可愛い顔した女子と
学年で一番と言われるくらい綺麗な顔した女子が並んでる。

贅沢な景色。