クミンに昼の事を話すと「世紀末ー。地味子な春菜っちの大逆転」大爆笑。
言い方は悪いけど
私と菅原君って組み合わせ
世紀末かも。

クミンと話をしながら
秋の夕暮をゆっくり歩いたら心がポカポカ。

「おなかすいたー」
いっぱい遊んだクミンは、私の手料理を私の身体でガンガン食べてすぐ眠くなったのか、宿題をやりたくなくて自分の小さい身体に戻り、シルバニアのベッドにもぐりこみ熟睡。

私は久しぶりの自分の身体で、お風呂にゆっくり入って宿題を終わらせ、こっそり菅原君の美容室で盗み撮りした写真を飽きもせず見つめていた。

この一枚が
私の運命を変えたのかな。

切ってもらった自分の髪の毛先を触り、そんな事を思っていたらメールが届く。

菅原君だ。

【今日はありがとう。おにぎり美味しかった。おやすみ】

絵文字も何もなく
ただそれだけ

それだけだけど

嬉しくて幸せで
胸がキュンキュンしてしまう。

【私もありがとう。おやすみなさい】
手を震わせながら返信し「キャー」と騒いで机に顔を伏せてしまう。

菅原君

大好き。