ポケットには妖精

鏡を覗くと
ダサい高校二年生が写ってる。

城田 春菜(しろた はるな)
ダサダサです。

「イマドキ三つ編みなんてあったの?ちょー信じられない。化石化石!春菜っち化石―」
制服の胸ポケットから顔を出し、大騒ぎ。

「楽なの」
校則にも長い髪はまとめましょうって書いてるし。

「うわぁサイテーそのスカート丈!長すぎっ。一番足が太く見えるラインじゃん」

そうなの?
思わずスカート丈を見てしまう。

「アンタの妹、同じ制服着てたけどゼンッゼン違う!アンタも妹みたいにパンツ見せる長さで行きなさいよ」

無理です。

「髪の毛だって、あっちはおデコ出してピンでとめてさー。毛先だってハネてるし茶色いしー。眉毛だって細いー制服だって違う―」

あまりにもうるさくて
「私は私なの!」
玄関で大きな声を出してると、お父さんが驚いて出てきたので『行って来ます』と元気に声を出し私は玄関から飛び出す。

危ない危ない

学校でも気を付けよう。