うっすらとした光が
カーテンの隙間からこぼれる
AM6:10
アラームの鳴る5分前に目を覚まし、そのまま大きく伸びをする。
今日も一日が始まる。
おだやかな一日でありますように
「おだやかって、どこのオバサンだよ」
シルバニアハウスから爆笑された
夢じゃなかったんだ
現実だったのか。
がっくりと肩を落し
ベッドから出る私。
「朝、早いじゃん」
「お弁当作らなきゃいけないから」
そそくさと返事して
着替えてさっさと下に逃げよと思っていると
「アタシも行く」って言ったと思ったら、一瞬で私のエプロンのポケットにテレポート。
「ぎゃーー!」
いきなり来ないでよ。
パニック起こしてポケットから落しそうになると、すんごい顔でにらまれた。
落さなくてよかった。
仕方なしに
私はクミンをポケットに入れて下に降りる。