逢いたい~桜に還る想い~


    ★    ★


「はっ………?」



“にじいろの郷”からの帰り道、パーキングエリアで休憩中にケータイを確認したら、メールがきていて。


開いてみて───思わず、絶句した。



「トーコさん、なぁに?」


固まってるあたしに、郁生くんのほよんとした声。


「これ………」


あたしはケータイのメール画面を、郁生くんに差し出した。


メールは、母親から2通───



『麻由美の家にお邪魔したら、お父さん、悠二郎さんとお酒飲んじゃったよ、もう!』

『今ご機嫌よー、まったく。麻由美が泊まってけって言うから、ゆっくりしてくるわ。よろしく~』



「あらら、じーちゃん……なんか、想像出来るな……」


ほんと……叔父さんとご機嫌って、………


父親の車はアルファード、母親には運転できないのだ。


曰く、「おっきいから、嫌ぁよ」……だそう。



────と、いうことは………


あたしはケータイの画面をまじまじと見つめて、呆けてしまった。




今夜………二人きり……………