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「はっ………?」
“にじいろの郷”からの帰り道、パーキングエリアで休憩中にケータイを確認したら、メールがきていて。
開いてみて───思わず、絶句した。
「トーコさん、なぁに?」
固まってるあたしに、郁生くんのほよんとした声。
「これ………」
あたしはケータイのメール画面を、郁生くんに差し出した。
メールは、母親から2通───
『麻由美の家にお邪魔したら、お父さん、悠二郎さんとお酒飲んじゃったよ、もう!』
『今ご機嫌よー、まったく。麻由美が泊まってけって言うから、ゆっくりしてくるわ。よろしく~』
「あらら、じーちゃん……なんか、想像出来るな……」
ほんと……叔父さんとご機嫌って、………
父親の車はアルファード、母親には運転できないのだ。
曰く、「おっきいから、嫌ぁよ」……だそう。
────と、いうことは………
あたしはケータイの画面をまじまじと見つめて、呆けてしまった。
今夜………二人きり……………

