逢いたい~桜に還る想い~


───……バイト終わりに、事務室に集まってくれた今井主任やパートの野沢さん、バイトの清水くんに挨拶をして、


「じゃ、お別れは改めて日曜にね。

社長が“花火もやるぞー”って張り切ってたよ」


と送り出され、万優ちゃんとバス停に向かった。


万優ちゃんが「ちょっと待ってて」とコンビニに入ってる間に、ケータイを開き……


躊躇しつつ、何回か書き直した結果、


『バイト、終わりました』


───簡潔なメールを送信した。


ほどなく、郁生くんから返信がきて、



──『もう駅着いた?』


『今からバスに乗るところ』


──『じゃあ東口の改札にいるね』


『分かった。駅着いたら向かいます』



そんな短いメールのやり取りの後───


あぁ、なんか……死刑台にでもあがるような気分。


緊張に胃がきゅっとしまるような感覚がして、思わずおなかを擦り、ため息がこぼれた。