逢いたい~桜に還る想い~


    ★    ★


たどり着いたその先───静かに揺れる泉と、

儚く散る、淡い薄紅の花びら達。


そして────私は、

それらに手をかざす、愛しい人の姿を見つけた………




「───真っ!!」



半ば悲鳴のような私の声に、

真が弾かれたように顔を上げ───


明るく満ちた月が冷たく照らす中、……私と彼の視線が絡み合った。


「────!!」


真は目を見開き、夢でも見ているのか、というように、ゆっくりと瞬きをした。