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真────どこにいるの?
早く逢いたいの……
あなたを抱きしめたい……
はやる気持ちに、私は馬を走らせていた。
真実を知って三日の後(ノチ)───私は久我家の館をこっそり抜け出した。
私に話をもらした侍女“吹雪(フブキ)”と“苗(ナエ)”……その二人を、
「きっと、ただでは済まされないわよ」
と脅かし、お供に連れて。
真が────生きていた。
真の養育係であった柏原(カシワバラ)の親戚筋へ、永預かりに処されていたのだ。
しかも………病弱な母上の血を継いだのか、
はたまた、母上の呪いなのか……
病に倒れ、余命いくばくないという。
さらに………数日前に姿が見えなくなった、というのだ。
───姉様は、私の所へ真が会いに来ていないか、
私が真を囲っているのではないか、
その確認に来たようだった。

