逢いたい~桜に還る想い~


「私が、彼を裏切った……。

それは、私のエゴ……。

弱い私が、目の前の彼より、
未来をとってしまったから………。

───神様はそんな汚い私を、見抜いてた。許さなかった。

だから……今生でも、こんなに苦しい。

“叔母”と“甥”だなんて……笑っちゃうよね」


ふふっ……と笑いながら、一緒に零れたのは、

一筋の涙と、───自虐的なため息。


『……何で、恨んでるなんて……そういうふうに思うの?』


ケータイ越しの瑤子ちゃんの声に、

───あたしは、先ほどの城址公園での郁生くんの様子を思い出していた。