★ ★ その後───どうやって、帰ったのか。 郁生くんと、どんな会話を交わしたのか。 ……はっきり言って、記憶にない。 よく事故に遭わずに帰ってこられたな、と思うくらい。 郁生くんを駅近くで降ろし、 一人、自宅まで運転し……。 リビングから、 「郁生から連絡あったよー」と声を掛けてくる母親への返答もそこそこに。 ────気づいたら、 自分の部屋のベッドに倒れ込んでいた。