逢いたい~桜に還る想い~


「………ん……」


その人の瞼が、微かに揺れる。


生きて……た………



瞬間────ガバッ!


派手な擬音語と共に、跳ね起きて、



「やば……真っ暗………いつの間に…………」


月明かりの中────

傍らで泣くあたしの存在に気づき、目を丸くする。


「ど……して、……ここに……」


「────ごめんなさい」


あたしは恐る恐る手を伸ばし、

その輪郭をゆっくりなぞった。


一瞬、頬を揺らした彼が、


「………あぁ、昼間の……あれは、俺が」


「違うの………」


遮るように、───ふんわり、首に腕をからめるあたしに、驚きながら、


「トー………」