逢いたい~桜に還る想い~


「もしもしっ!?」


『あ、もしもし?

おまえ、今日どーしたんだよ? 1コマの授業……』


「もー! うちゅー人! ……こんなタイミングで掛けてこないでよ!!」


………八つ当たりもいーところ。


あたしは電話口で、

「はぁ!? おまえなぁ…」と怒る雄仁の声を知らんぷりして、

ケータイをパタンと閉じてしまった。



「………切っちゃっていいの?」


「いいの! 相手は変態うちゅー人だから」


「だって……今の、ゆーじんさん、…でしょ?」


───なに? こっちもエスパー!?


あたしはびっくりして、ピタッ!と足を止めてしまった。


い……いけない、いけない。


……別に鬼ごっこをしている訳じゃあないけど、

『捕まる!』と思い、また歩き出す。




「普遍の……一般教養の授業がたまたま一緒なのよ」


「ふーん……学年違うのに?」


「大学は、履修できる学年に幅があるの!」


「……心配して掛かってきたんじゃないの?」


……なんか……イジワル………。