逢いたい~桜に還る想い~


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「なんだよ、駅にいたんだろ。おせーよ」



駅近のカラオケルームのドアを開けた途端、そんなことを言われ、



「うるさい。急に呼んだのは誰?」


と、あたしは睨みつけながら返した。



「あー! とーこせんぱーい、おつかれっすぅー!」



………まだ飲んでないはずなのに、サークルの皆のこのテンション。


あたしは、電話を掛けてきた主・雄仁の隣に座りながら、ヤツに一言。


「うちゅー人……あんた、エスパー?

……それとも監視カメラかなんかあるの?」


「はぁ? 何ソレ」


「タイミング、絶妙すぎるよ………」


「なに? イチャイチャしてる最中だった? わりぃーな」


「………怒るよ……」


あたしのゲンコツを軽く避けて、

「ほい」と笑いながら、リモコンを渡してくる。