逢いたい~桜に還る想い~


………普段はしっかりしているけど、

少しだけ幼く見える寝顔。


あたしは───その寝顔と、泉のほとりでの夢が一瞬重なって、はっとした。



あの夢は………

きっと、今のあたし自身への警告。




なんでこうなっちゃったのか、自分でもよく分かんない。


一体いつから、芽生え始めてしまったんだろう。



よく理解っていることといえば………


この安らかな寝顔を見て、

あたしの中にじんわり広がるこの想いに、




未来なんて、ない。



幸せは絶対訪れない。



───不幸と混乱を連れてくるだけ。




ならば……この気持ちを上手に隠せなくなってきている今、

近すぎるこの距離を、少しでも遠ざけたいと思うのは、


離れれば、きっと薄れていく、───そんな期待にすがらざるを得ないのは、


あたしの、わがままなのかな………?