「とーこさーん、まずいんでなーい??」
後ろからドンッとどつかれ、
───ぼーっとしていたから、まともにくらい、
「あ……び…びっくりしたー!」
「なにやってんの、ホントに」
呆れ顔で向かいに座ったきぃこが、
あたしに「ん!」とプリンヨーグルトをくれた。
「ありがと……」
「寺石教授、柊子が休むなんてないから、心配してたよー!」
さっきあたしをどついた、同じ学課のカナエが、あたしの隣に座る。
「電車乗り遅れたら……なんか、ブルーになって……音楽棟で連弾の練習してた……」
ボソボソと苦しい言い訳を、
「ナニ、ソレ?」
と、二人がこぞって笑い飛ばす。

