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大学構内のカフェで、まったりお茶を飲んでいると───ケータイが鳴った。
『ちょっと! 柊子、今どこにいるの??』
同じ学課のきぃこ、こと大前貴和子(オオマエ キワコ)からだった。
「カフぇ………」
『───はっ!? 大学来てんの!?』
「来てんの………」
『そんで、サボってんの!? 何やってんの!?』
「何やってんだろーねぇ………」
あはは、と笑ってごまかしていると、
『バカ』ときぃこが言った。
『まぁいいや。カフェだよね? 今からカナエと行くから』
「お待ちしてまーす」
そこでケータイを切った。

