「はー……あたしの周りって、なんでこんな年下ばっかりなんだろ……」
「こんな……て、どんな?」
「“ややこしい”とか“手がかかる”とか……そんなこと言われてばっか。
……そんなにしっかりしてないのかなぁ、あたし」
「あはは、“手がかかる”か。うまい」
「……郁生くん………。
もー、あいつが失礼過ぎるの!」
「────……」
あ!……と気づき、郁生くんを見て、
……あー、失敗…。
なんとなく微妙になってしまった空気を感じ、
───雄仁のせいだ!
と、ここにいないヤツのことを責める。
たった2分しかない電車が、恐ろしく長く感じて……
大学の最寄り駅のホームに降り立った時には、
どっぷり疲れを感じていた。

