逢いたい~桜に還る想い~


「え……っと、あ、あたし、昨日学校帰りの郁生くん見かけたよ! 乗り換え駅で……」


なんとなく空気が重い感じがして、頭の中にあったことを口走ってしまい……


「……そう……そか。

………声かけてくれれば良かったのに」


しまった、と思っても、もう遅く……


「でも……向こう側のホームだったし……学校のコと、一緒だったし…」


「………あー……」


自分で自分の首を絞めてしまったことを、後悔しつつ……


「郁生くん、モテそうだよね!

───もしかして、“彼女”だったり?」


止まらない、あたし………バカ……