「今思えば、あの頃の僕たちは無知すぎたね」

りゅーとが少し、呆れたように言った。

「世間のことを知らなさすぎたね」

りゅーこも呆れながら言っていた。

「あの時助けてくれた人は」

「私たちに『永遠』を植え付けるために」

「助けたんだよね」

「そして、私たちは、騙されてしまった」

息ぴったりに、

交互に言った。