OSの解析速度を、私は最大まで上げていた。
「第一問は、三択ゾーンクイズだー!」
よく見ると、前にはA、B、Cの三つのプラカードを掲げた人が立っていた。さらに、地面は三色に分かれていた。
「ルールは簡単。クイズの正解だと思う記号のゾーンに行くだけ!制限時間は三十秒。では、いくぞー!」
喚声。
「問題。次の星座のうち、実在する星座はどれか。A、剣座、B、盾座、C、鎧座。では、移動スタート!」
OSが答えを出した。正解は…Bだ。