月日は流れた。
「第五十回ハイスクイズブロック予選大会ー!」
司会の男性の力強い声で、数多の高校生が喚声を上げる。
ついに、予選大会。
「ついに来たな…。まあ、俺がいるから優勝できると思うけど。」
「そんな事言って…去年も負けてたじゃない。」
「緊張してます…。」
「そんなに緊張しなくていいよ。練習試合だと思って、気楽にやればいいからね。」
「はい、有日先輩!…それより先輩、観客席はあっちですよ?」
「あ、そうだった!じゃあ、ファイト!」
「皆ー!準備はいいかー!」
再び、男性の声。そして喚声。
「では早速、第一問ー!」