「…負けちゃうの、海星高校に。」
「海星高校?」
「私達と同じ帝京代表候補の高校。毎年、剄央高校は予選会でここに負けちゃうの。一つの都道府県につき一校だから、私達は決勝大会に出られないってわけ。」
「でも優、お前がいれば予選会、突破できるかもしれないからな。」
「そういうこと。優ちゃん、入ってくれない?」
「一緒に頑張りましょう、先輩。」
私は、初めて「迷う」という事を経験した。入るか、入らないか。
「海星高校?」
「私達と同じ帝京代表候補の高校。毎年、剄央高校は予選会でここに負けちゃうの。一つの都道府県につき一校だから、私達は決勝大会に出られないってわけ。」
「でも優、お前がいれば予選会、突破できるかもしれないからな。」
「そういうこと。優ちゃん、入ってくれない?」
「一緒に頑張りましょう、先輩。」
私は、初めて「迷う」という事を経験した。入るか、入らないか。



