探×査×系×女×子

「飯尾さん。」
先生が言う。
「そこの赤いアイコンのファイル、起動させて。」
私はアイコンをダブルクリックした。仮にも機械なので、使い方は内部データを指先の端子で接続し、読み取れば分かるのだ。
「できた?」
画面には、「解答欄」と書かれたスペースと、「解答送信」と書かれたアイコンがあった。
「そこの解答欄に答えを打ち込んで、打てたら解答送信ボタンを押してね。…じゃあ早速、第一問!」
先生がそう言うと、部屋の前方に巨大な画面が映し出された。