「まさか…。」
「そーだよ、そのまさか。おねーちゃんのからだを、あれからこれにうつしかえたの。」
「そ、そんな事もできるの?」
「うん。じゃあ、おとーさんともうひとりのおねーちゃんのぶんもうつしてくるね。」
CP-Gは慧さんの傷ついた体に触れ、続いて慧さんのコピーした体に触れた。愛さんにも、同じ事をした。
「ん…?痛みが消えた…?」
「これ、あの子がやってくれたの?」
愛さんが私に尋ねる。私はうなずいた。
「多分忘れてるだろうから先に言っとくけど、次は佐藤の蘇生だからな。」
「そのくらいおぼえてるよ~。」
「痛っ…。だから、叩くなっつーの…。」